「古民家に改装した田舎家に住みたい！」 築年数30年の住宅

リメイクのご要望

■2階の和室三室はそのまま使い、階段ホールを広くプレイルーム兼用にしたい。
■1階広縁・1階床の間・裏の縁側（2階に和室）を取り除き、1・2階の客間はデッキとして使う。
■玄関サッシ戸は取り外し、「蔵戸」を工夫して取り付けて欲しい。
■台所を移動し、流し台はそのまま使い、Ｄ・Ｋに吹抜け、そして暖炉を置きたい。
■水廻りはすべてリニューアルしたいが、ローカはそのまま使うので出入口位置はそのままにする。

アルミサッシの玄関戸をはずしその範囲で「蔵戸」を取り付け袖壁にスリット窓をデザイン。
ポーチの柱は丸桁を再利用し、柿渋の塗装仕上げ！

 玄関・ホール・廊下はそのまま、ホールの仕切りの建具に｢蔵戸内格子戸」を取り付けました。

旧台所をリビングに使い、キッチンは玄関の近くに移動させ、D・Kを梁や大黒柱を見せ古民家風にデザインしました。
さらに、書院障子や欄間に使われていた杢すかし板を再利用しました。

広い台所でしたが流し台はまだ使えるので移動してキッチンフードだけ新しくしました。

所定の位置に火打ち梁・筋交を配置させ耐震を強化。
もともと墨塗り処理がされていた柱や梁の汚れを落とし、壁も白色で統一させ古民家風にデザイン。

狭い2階のホール・ローカを広く多目的に使いたいというご要望に応えました。
そして吹き抜けを設け、壁手すりに収納棚を設置しました。

1階水廻りは全面改装がご要望です。
床・壁・天井を撤去して窓も新しく入れ替えです。外壁もリニューアルしました。

2階の奥の間は縁側・床の間・押入れをすべて撤去。屋根の丸梁を現し、
多目的ではありますが主に物干しとして使います。雨降りでも窓がありますので安心！

ちょうどその階下の客間も同じようにすべて撤去してデッキに使うため、
杉板厚30mmを張り、オープンではありますけど、格子組のデザインで耐力壁替わりにしました。

施工写真